複数拠点はその場所でしかなしえないことが刺激となり、自分をリフレッシュさせるのだと思います。例えば私はトロントに出張に行けば業務上、同じホテルに泊まるのですが、仮に仕事ではないとしてもそこがリトリートさせる雰囲気はないです。ホテルが無機質であり生活臭がないことはあるでしょう。それならば小さい家ながらもお気に入りのグラスでワインを傾けその地元のものを愉しむといった方が肩に力が入らず、ゆったりとした時を過ごせます。これこそ現代人には必要なのだと思います。
同じ場所に住んでいると常時、仕事の戦闘モードにあると言えます。特に最近は港区に住む起業家やエリートビジネスマンが増えましたが、その理由は職住接近。しかし、それゆえに非常に疲れるライフであるともいえるのです。そういう方こそ複数居住地を持つべきで決して豪勢である必要はなく、週末はそこに雲隠れするぐらいの感覚で日々の生活にメリハリをつけるのはメンタルには非常に良いと思います。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2024年11月3日の記事より転載させていただきました。