ユーチューバーで世界中を旅行し、ホテルを転々とする方がいらっしゃいます。世界旅行の醍醐味なのですが、あれをずっとやれと言われると私はそこまで情熱はないです。別荘と旅行は何が違うのでしょうか?私の定義は旅行とは知らない世界を発見する喜びであり熱く時として興奮するものですが、別荘とは自分の頭を冷やすためのリトリート(retreat)だと考えています。この単語に当てはまる日本語訳がありません。ウェブから拾ったのですが、以下の意味が一番近いでしょうか?

「リトリートの語源はリトリートメント(retreatment)。 本来は避難所や隠れ家の意味を持っていたが、近年欧米では『日常生活から離れてリフレッシュする時間をもち、心身ともにリセットする』といった意味で使われていて、日本では『転地療法(療養)』とも言い換えられる」(Eleministより)。

湯河原といえば戦前から今日に至るまで別荘を持つ政治家や有名人が多いことで知られています。なぜ湯河原なのか、といえば温暖な気候、海、温泉そして一番大事なのが東京から遠くない点なのです。新幹線と在来線の組み合わせで1時間で行けます。バンクーバーでリトリートするならウィスラーが一番良さげに見えますが、冬は雪でアクセスにおいて想定外が起きやすくなります。私なら車で1時間以内で行けるアメリカの飛び地、ポイントロバーツが海に囲まれ静かで何もなく良いと思います。

ポイントは何もないところ、これが大事なのです。私の感覚では賑わいすぎる軽井沢は絶対にありえず、那須なら許せるといったところです。房総半島もいいけれど遠すぎ。ならば三浦半島の西側か伊豆の伊東あたりの方が良いでしょう。伊東などはすっかりさびれてしまっているので不動産はびっくりするぐらい安く手に入ります。

ではなぜ複数の居住地が良いと考えらえるのでしょうか?

「自分を切り替える」ではないでしょうか?毎日職場で同じ顔ぶれと仕事をし、時として話もしたくない相手とも机を並べることもあるでしょう。同じ時間の通勤電車で同じ通勤路を通いつめ、週末は近所のスーパーに買いだしでたまに違ったことをするという感じの方が多いでしょうか?