しかし全体的にかなり細く、ハンドルバーの硬さを感じます。振動を吸収しきれず、長時間のライディングでは疲れやすく、手のひらのマメなどもできやすいです。また、全くワッフルがないので、疲れてきたりグリップが濡れたりすると指が外れやすくなってしまいます。一方で、先に紹介したスタンダードなレースグリップは握った時に指がワッフルに当たり、少し太さを感じてしまうという声もあります。
そこで新しく開発されたのが、ZETAの新商品、ダートグリップです。
フルダイヤとハーフワッフルの
いいとこ取り
ZETA
ダートグリップ
¥1,870(税込)
種類:クローズエンド、オープンエンド
ダートグリップはレースグリップと同じハーフワッフルタイプなのですが、最大の特徴はワッフルの形状にあります。レースでもツーリングでもオフロードライダーの多くは「ドアノブ握り」をしています。その際、指はグリップを斜めに握ることになります。ダートグリップではワッフルの格子を「ドアノブ握り」した時の指の引っかかる角度と同じ角度にすることで親指と人差し指がワッフルに干渉せず、握りやすくなっているのです。
さらに、ワッフル全体の幅が狭いため一般的なハーフワッフルタイプのグリップよりも細く感じ、少ない力でしっかり握ることができます。また、指の長さは均一ではなく、中指から小指にかけてだんだん短くなっているため、ワッフルのサイズと形状をそれに合わせることで、指がより引っかかりやすくなっています。
実際にダートグリップでドアノブ握りをしてみると、その狙いが一発で理解できます。中指から小指までワッフルがしっかりフィットして引っかかりやすく、それでいて既存のハーフワッフル形状のグリップよりも細く感じます。
初心者から上級者まで腕上がりしにくくなることはもちろんですが、手の小さい女性やキッズでも握りやすく、幅広いライダーに気に入っていただけると思います。