過去何度も申し上げたと思うのですが、ビジネスは金儲けをするためにやるのではないのです。自分の能力をどう社会に還元し、社会がより高いスタンダードのライフを築くことができるかを第一義とする発想なのです。その結果、それが社会の要求と一致した時、販売が伸び、自分の報酬に繋がるのです。社長は社員や関連会社、顧客に対する伝道師であり、その熱い思いをメッセージとして伝えなくてはいけないと考えています。その考えを共有することで従業員が一体になり、顧客のファン層が増えるのです。稲盛和夫氏はまさにその極致にあったのでしょう。
サラリーマン社長が増え、役員レベルでも待遇云々でぐずぐず言う方を時々お見掛けします。残念です。役員になるまで長年その会社で勤めあげながら報酬や待遇が第一義だとしたら会社の伸びしろは無くなってしまうのでしょう。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2024年10月30日の記事より転載させていただきました。