ーーー話す力をつけるために身近でできることはありますか?
まず最初のステップとして、自分が話している動画を録画し、それを見返すことが重要です。
実際にkaekaでも、入会をご検討いただく際に、個別相談会という形で1時間のお時間をいただいています。ここでは、サービスの説明や話し方の捉え方についてのご案内を行うのに加え、受講者に簡単なスピーチをつくってもらい、それを動画に録画して一緒に振り返る時間を設けています。この振り返りで客観的に自分を見つめ、プロのスピーチトレーナーから意見をもらうことで、受講者自身が動画を見ただけで多くの発見を得られるのです。
ーーーどうしても自分が話しているところを聞き直すのは恥ずかしいと感じてしまいますが、この最初の1歩を踏み出すことが大事なんですね。
正直なところ、私たちトレーナーでさえも、自分の話している様子を見返すのは苦痛に感じてしまいます。どれだけ経験を積んでも慣れないことです。1人だとなかなかできないことだからこそ、私たちが背中を押して、そのプロセスをサポートすることに意味があるのかなと思います。
ーーー話すことが楽しく感じられることで、どのような未来が待っていると考えていますか?
話し方を学ぶということは、自分自身にスポットライトを当てるためのプロセスであり、そのために必要なチャンスや勇気を得る作業だと考えています。これは、弊社のミッションである「すべての人生にスポットライトを」が表していることです。
話す力を習得することで、プレゼンやコミュニケーションが上達し、それがプロジェクトの進展や新しい協力関係の構築につながるかもしれません。自分が発信したいことに対して、躊躇なくチャレンジできるようになることもあるでしょう。
みなさんが今感じている「やりたいこと」へのアプローチがスムーズになるだけでなく、これから出会う新しい挑戦に対しても、自信を持って行動できるようになる。これこそが話し方を学ぶ最大の意義であり、人生を前に進めるための大きなポイントだと感じています。