サンダル運転にはどんな危険がある?
こうした規則があるのは、脱げやすい履物で運転するのが危険だからにほかなりません。
筆者はかつて公道ではない安全なコースで、サンダルやハイヒール(かかとを高くした靴)などを履いて運転操作を体験したことがあります。
まず、サンダルですが、アクセルを踏むことはできても、ブレーキに足をかけた際、つま先がブレーキペダルの端に引っかかり、痛い思いをしました。この操作を繰り返すたびに痛い思いをしていては、運転どころではありません。
次にハイヒールで運転したところ、かかとがぐらついてしまい、アクセルやブレーキの微妙な踏み加減の調整がかなり難しくなりました。
靴の種類にもよりますが、フロアマットが引っかかり、とっさにブレーキが踏めないといった危険性が生じる可能性もあります。
このように、サンダルやハイヒールで運転するにはかなりの危険を伴うことがわかりました。「近場なら大丈夫だろう」「短時間しか運転しないから大丈夫だろう」といった油断は禁物です。