またTikTokやInstagram、YouTube、X(旧Twitter)を含むあらゆるプラットフォームで共有できるのも大きな武器となっています。
こうした強みからショート動画は若者を中心に爆発的な人気を集めるようになりました。
中国インターネット情報センター(CNNIC)による2021年の調査では、同国のショート動画ユーザーは約9億人に達し、ネットユーザー全体の87.8%を占め、1日の視聴時間は平均125分に上り、半数以上が毎日欠かさず見ていたことが報告されています(CNNIC, 2021:PDF)。
一本一本が短くとも、多くの人が毎日2時間以上見ているわけですから、消費時間としてはもはやショートではなく映画を毎日一本見ているのに等しい状況です。
なぜショート動画はこれほど中毒性が高いのでしょうか?
中毒になりやすい要因とは?
まずもって第一に挙げられるのは動画時間の短さです。
数十秒ほどで視聴できる点がショート動画の最大のメリットであり、気楽に見やすく、たとえ面白くなかったとしても時間を無駄にしたと感じにくくなっています。
このように動画を視聴する前に抱くリスクが少ないため、一度見始めるとどんどん次を探してしまうのです。
それから第二の要因は、先ほども指摘したように短い時間の中に刺激的で面白いポイントが凝縮されていることです。
ショート動画はたった数十秒間で、笑いや流行のトピック、過激な内容がサクッと楽しめるようになっています。
つまり、手軽に刺激物が得られる点でポルノと同じような作用を持っているのです。
そして第三の要因は、プラットフォームのアルゴリズム自体にあります。
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