城山から下りてくるとき、こんなとこにも猫がいました。ちょっと警戒心が強い性格のようです。

岩坪港に戻ったらさっきの猫がいました。堤防に登ってまたエサをねだってきました。そんな猫たちのエサクレ攻撃をかわして今度は西側の集落、本浦に向かいます。小さな島なので10分強歩けば着いてしまいます。

と、本浦の港の前にこんなものを見つけました。

売ってるんかい。

キャットフード2袋入り。

300円入れてガチャガチャの感覚でダイヤルを回すとキャットフードが出てきます。この島には店らしい店はないのにキャットフードは売ってる。さすが猫の島。

ガチャガチャのダイヤルを回した直後、背後で「にゃ~」という声がしました。

3匹もいるやんけ!

ガチャガチャを回すときはいなかったはずなのに…音を聞いて飛んできたのでしょう。恐るべし。というわけでエサやりタイムです。

手に載せたエサにそのまま食らいつく。

いや、エサ頭に乗ってるし。

うわぉ。

このあと本浦と岩坪の間でも猫に会いました。島出会えた猫は15匹くらいでしょうか。それでもこの島の猫はかつてに比べると減っているそう。人口も200人以下と最盛期の15分の1ほどまで減っているのでそれはそうかと思います。かつては堤防沿いに人も猫ももっと暮らしていたのでしょう。

明治初期に建てられた真鍋家住宅。

真鍋島はかつて真鍋水軍と呼ばれる海賊の本拠地でした。平安時代に端を発し、戦国時代には織田信長について和泉大津を統治しています。中四国には真鍋という苗字が多いですが、そのルーツはこの島にあります。タレントの眞鍋かをりさんも愛媛県出身ですね。

岩坪に比べると本浦は平坦な集落です。道は狭く、先が曲がって十字路はなく見通しは悪くしています。敵が来たときに防御しやすくするためです。真鍋水軍が活躍した中世の町割りがそのまま生き続けます。