茹でた蛸に、アサリの出汁の、エスプーマの泡をのせて、オレンジの香りのオイル。これをひとくち食べただけで、地中海に飛んでいった気分。

茹でタコとアサリの泡、オレンジの香りのオイル。ピンクのレース編みが、何だかホッとします。

パンに付ける、シチリア産オリーブオイル。くせが無くて美味しかったです。

焼きたて、熱々のパン。食べ過ぎ注意。

● 石川県産じゅうふくアジ ズッキーニ メロン

緑色の涼しげなジュレはズッキーニだそう。メロンがところどころに隠れていて、アジが潜んでいました。

涼しげなズッキーニのジュレの下には、メロンとアジ!

● パスタは、浅草カラヒグ麺のトンレナッリ 赤パプリカ サルシッチャ

コシのある太めのパスタに赤パプリカとサルシッチャが絡まって、削られたペコリーノロマーノの旨みが溢れたところにレモンゼストとバジルがアクセント。書いているだけで、また食べたくなります。

パスタは、浅草カラヒグ麺のトンレナッリ 赤パプリカ サルシッチャ

● お口直しのレモンソルベ

シシリアンルージュという、加熱することで美味しくなる、私の大好きなトマトのソースがレモンソルベを取り囲み、ホワイトラムのジュレがキラキラとトッピング、一筋のドライトマトが彩り。九谷焼の器がゴージャスです。こんなに小さなお料理のなかに、何層にも工夫がされていて素晴らしい。

お口直しのレモンソルベ、ホワイトラムのジュレ、ドライトマト、周りはシチリアンルージュの凝縮されたソース。九谷焼の器。

● なかやま牧場(高原黒牛)もも肉のサルティンボッカ

サルティンボッカはローマの料理だそう。生ハムともも肉をセージを挟んで焼いているので、生ハムの旨みとセージの爽やかな苦味がバターソースに合っていました。添えられたアンディーブは生の苦味が消えて、シンプルに野菜の甘みが引き出され肉料理と抜群の相性です。加熱したアンディーブの美味しさを再発見!

ローマのお料理、サルティンボッカ。爽やかな苦味のセージが牛もも肉と生ハムに挟まれて、牛のジュとセージバターの2色ソース。奥には、苦味が甘みに変換された、焼きアンディデーブ。この日のお料理で一番お気に入り!