「PMS(月経前症候群)や他の疾患に悩む若い社員は多い印象です。しかし、ある程度成熟した企業になると、更年期世代の女性も一定数いるため、更年期症状の問題を見過ごせないと感じます」と女性の健康課題について言及しました。

出典:経済産業省「女性特有の健康課題による経済損失の試算と健康経営の必要性について」

健康課題とどう向き合う? 今とこれから

現「女性の健康推進プロジェクト」という部署が発足して10年。西山さんは「恥ずかしい話ではなく、発信していかないといけないこととして考える人が増えてきて、時代は大きく変わったと感じます」と、話しました。

「産婦人科クリニック=子供を出産する場所」というイメージも徐々に払拭され、若者を中心に婦人科に足を運ぶことに抵抗を感じない人たちも増えつつあるなか、「これから徐々に自分の健康課題と向き合う人が増えるのではないか」と、これからの未来について話しました。

出典:女性の健康推進プロジェクト『ヘルスリテラシー調査』

10月29日午前7時配信の後編では、「どのくらいの症状で病院に行くべき?」「周りができることは?」など、見逃されがちな女性の健康問題についての疑問を聞きました。