■ベーリング海で目撃された人魚の群れ
英国人航海士ヘンリー・ハドソンは、1608年にノルウェー北部の極寒の海を航海中に人魚の群れと奇妙な遭遇をしている。彼が書き残した航海日誌には、1人の人魚が船員の姿を見つけると、彼女の姉妹を水面へと呼び寄せたという記載が……。集まった人魚たちは、みな一様に白く透き通った肌に黒く長い髪を持ち合わせ、また下半身にはイルカに似た尾が生えていたという。さらにヘンリーは、目撃した人魚が大人の船乗りほどの大きさだったとも記録している。人魚の目撃談の多くはマナティーを見間違えるケースが多いが、マナティーは極寒の海で生息できない。もしかすると、ヘンリーは本当に人魚を目撃したのかもしれない。