現行モデルの中心的存在「カローラ」
現在のカローラシリーズの中核を担うのが、2019年にデビューした12代目(210系)カローラ(セダン)です。
TNGAのGA-Cプラットフォームをベースにする12代目カローラは、ボディの全幅が1,745mmとなり、全車3ナンバー登録になります。
パワートレインは、1.5L NAエンジン(M15A-FKS型)と1.8Lハイブリッド(2ZR-FAE型)の2種類で、駆動方式は、ガソリン車がFFのみ。ハイブリッドにはFFと4WDのE-Fourがラインナップされます。
燃費(WTLCモード)は、ガソリン車が18.1〜19.4km/L、ハイブリッド車は25.3〜30.2km/Lです。
グレードは、エントリーモデルの「X」、燃費がよく装備のバランスが良い「G」、17インチアルミホイールと充実した装備の「W×B」、専用チューニングサスペンション(2WDのみ)による高い操縦安定性と上質な乗り心地を高次元で両立させた特別仕様車の「ACTIVE SPORT」という4つ。
デビュー直後は、W×Bに1.2Lターボ(8NR-FTS型)に6速MTを組み合わせたモデルも用意されていましたが、現在はカタログ落ちしています。
全グレードにLEDヘッドランプ(W×BはBi-Beam)とLEDリアランプ、安全装備のToyota Safety Senseにくわえ、ディスプレイオーディオを標準装備(Gグレード以上)するなど、基本装備が充実しているのはカローラが大衆向けのベーシックモデルと考えられているからでしょう。
またエントリーの「X」と「G」グレードの標準装着タイヤに195/65R15サイズを採用しているのは、ユーザーの維持費を軽減するための配慮です。
新車価格も202万8600円からと、非常に手ごろな設定で、ベーシックカーの面目躍如といったところです。