かねてからユナイテッドに移籍の噂が絶えなかったオランダ代表DFマタイス・デ・リフトは、満を持して2024年夏にクラブの一員となった。テン・ハフ監督は、以前アヤックス・アムステルダムでデ・リフト指導経験がある。中でもアヤックスが2018/19シーズンCLベスト4躍進時にはキャプテンを務めており、監督とはお互いを知り尽くした間柄といっても過言ではないだろう。アヤックス、ユベントス、バイエルン・ミュンヘンと名門クラブを渡り歩いてきたその経験が、低迷するチームの中心的な選手として活かされることが期待されている。
5位:FWアントニー
10,400,000ポンド(約20億6千万円)
テン・ハフ監督政権下で最も高額な移籍をしたFWアントニー。2022年にアヤックスから8,600万ポンド(約170億5,371万円)で加入したブラジル人だが、プレミアリーグの水に慣れるのに苦戦。50試合以上に出場しているものの、得点はわずか数ゴールにとどまっている。ブラジルのスラム街からアヤックス、そしてユナイテッドへと3年で上り詰めたが、2023年8月4日に元恋人に対する暴力行為、DVが告発され問題となった。契約は2027年まで残っているが、移籍の噂が絶えない選手の1人でもある。
4位:MFメイソン・マウント
13,000,000ポンド(約25億7,586万円)
ユナイテッドは、チェルシーとの契約が残り1年しかなかったにも関わらず、2023年に6,000万ポンド(約119億円)でMFメイソン・マウントを獲得した。しかし、加入直後の2023/24シーズンの大部分を怪我で欠場したため、多額の資金を投入せずにフリーになるのを待った方が賢明だっただろう。チェルシー在籍時の2020/21シーズンCLでは、ポルトやレアル・マドリード相手にゴールを挙げて優勝に貢献しており、ユナイテッドの中心選手としての活躍が待たれている。