- 専門サービス業の平均時給の特徴
今回は専門サービス業の平均時給に相当する労働時間あたり雇用者報酬についてご紹介しました。
日本では専門サービス業の時給水準は、全産業平均値とそれほど変わりません。
他の先進国でも概ね全産業平均値の近辺の水準の国が多いようです。
産業別の労働者数シェアを見ると、専門サービス業(紫)は比較的労働者数が多い産業です。
さらに、公務・教育・保健と共に、労働者数の増えている分野でもありますね。
日本は11.2%程度で、ドイツやフランスなどと比べるとやや割合の小さい状況です。
自社業務をアウトソーシングするような機会が増えてきていますが、このような場合にその業務を引き受ける産業がこの専門サービス業になると思います。
仕事は誰かの価値創出の代行業と考えた場合、業務単位で切り分けて専門化していく傾向が進んできたことが窺えますね。
今後もこの分野が成長していくのか、とても興味深いところです。
皆さんはどのように考えますか?
編集部より:この記事は株式会社小川製作所 小川製作所ブログ 2024年1月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は「小川製作所ブログ:日本の経済統計と転換点」をご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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