では、普通の公道走行を繰り返したセロー250のオイルをみていきましょう!
セローのオイルは、こちらクランクケースの下側にあるドレインボルトを外して抜き取ります。ボルト頭は、12mm。メガネレンチよりもソケットレンチのほうが、フレームに干渉しづらく操作しやすいでしょう。オイルが暖まっているほうが、オイルの流動性が高く、しっかり抜けきってくれます。とはいうものの、熱すぎるとやけどの元。オイルを抜く前に、ほんのちょっと暖機するのがベスト。
オイルを受けられるバットを用意しておきましょう。オイルが抜けてくる直前は、手でゆっくり回すとドレインボルトをバットの中に落とさずに済みます。
どばーっと。オイルが出ます。
このタイミングで、ドレインボルトをパーツクリーナーで脱脂してキレイにしておくといいですね。
ドレインボルトには、銅のワッシャーがついています。こちら、銅かアルミでなくてはダメです。なくしちゃったので適当な鉄ワッシャーをつける、なんて暴挙に出ると、オイルが100%漏れてしまいます。この銅ワッシャーがつぶれることで、オイル漏れを防いでいるのです。ちなみに、このワッシャーは毎回交換がのぞましい、といわれたりもしていますが、傷がついていなければ再利用可。セロー250の説明書にも書いてあります。締め込んだときにつぶれればOKですよ。
で、ドレンボルト締め込みます。トルクレンチを使うような必要はないと思います。締まりきってから、もう一押し45度くらい増し締めすればOKでしょう。
こうして締め込んだボルトにマーキングしておき、頻繁にまわっていないかチェックすることが大事ですね。
オイルはエンジンの健康チェック!
編集部は、こまめなオイルの交換よりも、オイルをちゃんと見ることのほうが大事だと考えます。