周囲の「トヨタなら間違いない」という声から

(画像=@Björn Wylezich/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)
上のお話と似たケースとして、ダイハツ・トールのOEM供給版であるトヨタ・ルーミーに乗る男性から、次のようなお話もありました。
「スライドドアがあるコンパクトカーが欲しくて、トールやルーミー、あとはスズキのソリオあたりで迷っていたんですけど、親とか上司にトヨタ信仰がかなりあるので、まぁ名前だけでもトヨタにしておこうと。他のメーカーにしたらブチブチ文句いわれそうですし。
親はOEMなんて知らないので、素直に『やっぱりトヨタだよなぁ』と満足げでしたね。ただ一応、ルーミーを買ったディーラーは親がずっと付き合いのあるところなので、かなり丁寧に接客してもらっていますね」(30代男性)
車を長く維持していくうえで、「どの車を買うのか」はもちろん大切です。一方で、メンテナンスをディーラー任せにする場合には、「どのディーラーで、どの営業から買うか」も重要になるでしょう。
このように「生産したメーカー」よりも「実際に顔を合わせる相手」を重視する価値観は、そう珍しくないのかもしれません。