WEB魚拓化に際しての考え方と紙媒体が書店に置かれることの価値
私は、林氏の前作である『「正しさ」の商人』の紙媒体の書店や図書館での扱いを見てきました。林氏自身も、紙媒体について各地の書店や図書館での所在をチェックするなどしていることをTwitter(X)上で度々投稿していました。
しかし、「風評加害者側」の言説を掲載している書籍の流通に比してあまりにも不均衡な扱いであったと言えます。Amazon等での売上が好調であった結果、4刷まで出版されているにもかかわらずです。
仙台駅前の丸善ですら、発売当初は1冊棚挿し状態でした。
ただ、今年の4月1日には5冊が表表紙を見せて陳列されているのを見ました。
『「やさしさ」の免罪符』も、早く良い扱いを受けられるようにするにはどうすればよいか?晴川さんのブログでの脚注のリンク化や、WEB魚拓化は、その一助になればと思いついてやってみたものです。紙の本を買った人にとって利益になるように。
そして、それを本書の「エビデンス」として、或いは本書を受けた先の「武器」としてネット空間で読者の方々に振るって頂きたい。継続的に参照され続けることで、宣伝になる。そうして購入者が増えれば増刷され、世の中に広まりやすくなる。書店も売りやすくなるでしょう。我々草の根の民の実践の中において「風評加害」「被害者文化」などの用語を使うことで、彼の著作の存在感が増すことにもなる。
脚注のWEB魚拓化程度でどれほどの効果があるのかは未知数ですが、「やらないよりもやる偽善」と、思い立った次第です。