■北朝鮮の人体実験
北朝鮮でも人体実験は数多く報告されている。元捕虜の女性によると、捕らえられた50人の女性が毒入りキャベツを食べることを強要されていたという。毒入りキャベツを口にした捕虜は、吐血や肛門出血などの症状が現れた20分後に全員が命を落とした。北朝鮮では他にも残虐な人体実験が行われており、実際に看守長を務めていた人物の話では、通常3~4人構成の家族が実験の対象に選ばれ実験所へと連行。被験者らは密閉された部屋に移されると、室内に送り込まれた毒ガスによってもがき苦しみながら死んでいく。研究員らは死にゆく被験者の姿を、高みから見物しているという。非人道的な人体実験による人権侵害を訴える被験者の声は、同国政府によりもみ消されているとも…。