トランプ政権は全く軍事介入を行わなかったわけではありませんが、大規模な戦争に見舞われなかったことは事実です。

トランプ政権下での比較的安定した国際情勢とは違い、バイデン政権が発足してからウクライナ戦争と中東全域を巻き込みつつあるガザ戦争が勃発しています。

民主党政権が新たな戦争を抑止できなったことにより、かえって「戦争を起こさなかった」トランプ氏の手腕に期待が集まっています。

トランプ氏はウクライナ戦争を「24時間以内」に終わらせることを公約にしています。この主張は民主党によって国際社会の均衡が崩れており、自分が再選すればそれを回復することができるという自負が込められています。

しかし、トランプ氏の発言は選挙期間中のリップサービスの側面があることを差し引いて考える必要があります。また、トランプ氏は性格上、関心が余りない話題については政策的立場を頻繁に変える傾向があることもあります。