石破茂を改革派の旗頭と思っているのは、地方のオールドメディア視聴者だけであって、実態は、大きく乖離して石破茂を総裁にした自民党に呆れ返る有権者の声が聞こえているかは、大いに疑問だ。オールドメディアの影響を受ける地方有権者、高齢者は、なんだか小難しい言い方で、自民党議員なのに自民党の政策を批判してるように聞こえる石破茂をかっこいいと思ってるんだろう。
実際に石破茂が総裁になったことで、統治能力も、具体的政策にしても、野党との駆け引きにしても、メディアに出るようになったら途端に舌鋒鋭く訳のわからないことを並べるオッサンの姿は鳴りを顰め、支持率低下にビビりまくっている総裁の姿ばかりが目立つ。
総理総裁になることが目的の男を総理総裁にしてしまったが故の悲哀だ。そんな男を選ばざるを得なかった自民党の不幸なのである。
総理総裁になって何をやるかを問われ、「ルールを守る」と、小学生並みの掛け声しかあげられないとすれば、有権者一人一人は自分の企業のトップが小学生並みの頭の持ち主だと気づいた時、その企業の先行きが不安になるのは当たり前だろう。今の自民党議員の多くがそう思っているに違いない。小学生でも、ルールを守ると言ってる連中ほどルールを守らないことを知っている。
確かに自民党の政治資金不記載問題は、法の抜け穴を突いたあり方だったかもしれない。同時に、国会議員はその抜け穴を熟知しているので、国会議員の誰もがその抜け穴を利用したいという欲求に駆られるのも事実だろう。
橋下徹氏 因縁のれいわ大石あきこ氏と直接バトル「不記載」「違う」「言い訳」府知事時代から因縁 名誉毀損裁判も