幻の魚シロアマダイが、三重県・紀北町紀伊長島三浦のフィッシング光栄で好調。船中で2ケタはザラというのだ。幻がそんな簡単に?その真偽のほどを確かめるべく、取材に向かった。

シロアマダイ狙い

釣行前日にフィッシング光栄の佐々木良治船長に電話で状況を聞くと、「まあシロアマの顔は確実に見られるやろ」とのこと。いやいや、幻ですよ?そんな簡単に…と言いつつも、自分の中の期待値がどんどん高まっていくのが分かる。「ただしタイラバでは反応悪くなった。今日8匹上がったけど全部エサ」とのことらしい。

早速この情報を同行の渡邉さんに伝えると、「じゃあホタルイカとテンヤ用にシバエビも持っていきます」とのこと。道中でエサを仕入れ、午前5時半に三浦漁港に到着した。

シロアマダイ仕掛け

佐々木船長の息子さんの省吾さんにレンタルボートの説明を受け、タックルを積み込んで出船。まずは出てすぐのポイントでアオリイカを狙う。3.5号のエギをくまなく捜索するが、心はすでにシロアマダイ。こんな心境でアオリイカが釣れるわけもなく、1時間ほどで見切って前日よく釣れたという浅場のポイントを目指す。

同船の川中さんはテンビンフカセ、渡邉さんはタイラバで狙う。

テンビンフカセの仕掛けはハリス3号の2本バリでハリは伊勢尼の9号。コマセカゴは付けず、オモリは60号。タイラバはがまかつ桜幻80g、スカートはグロー系だ。