「おさんじ」といってた時もあった!?

おやつの語源は時間が由来!昔は「3時のおやつ」ではなかった!?
(画像=『FUNDO』より 引用)

おやつのことを「おさんじ」と呼んでいた時期もあります。
時代が進み、日本で使われる時間の単位が十二時辰から現在のものに変わったころ、3時に食べる間食のことを「おさんじ」と呼ぶようになったようです。

そのころには既に1日3食が定着してきていたので、お昼ごはんと区別する意味合いもあったようです。

しかし、何となく言いにくいですし、前からある言葉「おやつ」の方が馴染み深かったことからあまり定着しなかったようです。

おやつに“お”がつく理由は?

おやつの語源は時間が由来!昔は「3時のおやつ」ではなかった!?
(画像=『FUNDO』より 引用)

「お八つの太鼓」が由来!

おやつに「お」がつくのは、京阪の本願寺で行われていた「お八つの太鼓」という風習が由来とされます。

当時、本願寺で2時ごろ(八つ刻)に修行の合図として太鼓が叩かれていました。
民衆はそれを親しみと敬意をこめて「お八つの太鼓」と呼び、時間の目安にしていたとされます。
これが転じて、間食の「おやつ」にも「お」がつくようになったのです。