2025年には217億8,100億円規模、eスポーツファンの数は1,000万人を超えると予測されているんだとか。


大会で推しの選手を応援するファン

FENNELのアイデンティティー

eスポーツが人気を高めていくなかで、FENNELは設立されました。高島さんは、その創業期に参画。東北大学工学部に在学中、創業者の1人である堀田・マキシム・アレクサンダーさんとTwitter(現X)で知り合い、eスポーツのオンラインコミュニティーをつくったことがきっかけでした。


チームFENNELのロゴ

高島氏は、FENNELでチームビルディングや大会の企画などに携わったのち、2022年から取締役COO(最高執行責任者)に。2024年1月からは代表取締役社長CEO(最高経営責任者)を務めています。

そんな高島氏に、FENNELがアパレルブランド事業に注力し、HIPHOPアーティストのOZworldさんらをチームに加えるなど、従来のeスポーツチームにはなかったようなブランド力を追求している理由を問いました。

「未成熟なeスポーツ業界に僕らが関わり始めたころ、下からプレイヤーたちが上がってきたときに、彼らにはまだアマチュア感が強かったんです。

自分がこれからスターになっていくという自覚と、世界を取りに行くというマインドや覚悟、地に足着いた自信が、どうしても風貌やインタビューの様子など色々な部分からまだ醸し出せていませんでした。


世界大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス2024」で、日本勢として初となる優勝を果たしたFENNEL Pokémon UNITE部門

そこは、僕らが恣意(しい)的にかなり押し上げていってあげないといけないなと。

(選手が着る)ファッション1つとっても、選手たちが撮られる宣材写真のクオリティー1つをとっても、チームからどんなアパレルやクリエイティブが出ているのかといったことでも、選手のスターとしてのマインドを僕らが醸成してあげないといけないという考えがまずあります。これがビジュアル面やブランドドメインに力を入れている主な理由の1つです。