もう一つの着目点は原油価格の先行きです。奇妙な話ですが、イスラエルがイランの石油基地はターゲットにしないと発表し、原油価格が一時5%近く下落する場面がありました。人は一体何を期待しているのか不謹慎そのものでありますが、原油価格が先行き需要の不透明さもあり現在の水準から大きく上がることが予想されないのであれば景気全般にはプラスでしょう。資源関連株にはやや厳しさがありますが、金と銀の価格は堅調であり、個人的にはほとんど懸念はありません。

この先、選挙結果という波乱はありますが、アメリカはどちらが勝とうと株価には一定程度、織り込み済みですし、日本も与党がある程度負けることは見込んでいます。最新の調査では自公の過半数維持は五分五分という感じですのでこの結果だけは株価に織り込めず、サプライズ感がまだ残ると思います。

概括すると株価は今は上がりやすいサイクルだとみています。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2024年10月17日の記事より転載させていただきました。