普段、利き手を意識することはありますか?人口の10人に1人は左利きと言われています。左利きの人のなかには、箸は左、文字を書くときは右といったように、行動によって利き手を変える「クロスドミナンス」の人も多くいます。
今回、U-NOTEでは、左利きの人のためのオンラインショップ「左ききの道具店」を運営する加藤礼(かとう・あや)さん。ご自身も左利きという加藤さんに、「左ききの道具店」をオープンしたいきさつやロングセラー商品のこだわりなどについてお聞きしました。
「左ききの道具店」をオープンするまで
―――「左ききの道具店」をオープンするまでのいきさつについて教えていただけますか。
加藤さん:学生の頃から文房具やキッチン用品などの道具類が好きでした。私自身が左利きなのですが、いろいろな商品を試しているとやはり使いにくいと感じるものや、自分に合わないものもあり、試行錯誤しながら楽しんでいました。
2018年8月13日の「左利きの日」に「左ききの道具店」をオープンした1番のきっかけは、道具好きな左利きの1一個人として、心から楽しくお買い物ができて、「こういうのがほしかった」と思えるものがそろっているお店がなかなか見つからなかったことです。ないなら自分でやってみようと思い、オープンに至りました。
―――「こういうのがほしかった」という具体的なアイテムの例はありますか?
加藤さん:左利き用品というカテゴリーって、おもしろグッズやアイデアグッズのようにめずらしさにフォーカスされてしまうことが多く、デザインや品質が二の次になってしまっているものを見かける機会が多かったんです。それを少し残念だなと感じていました。
そうではなく「左利き用」という以前に、買って家に置きたいと思えるような素敵なデザインや品質の道具が、左利きの人でも使いやすければ最高だなと思いました。
―――「左ききの道具店」のキャラクターは、なぜシロクマなのでしょうか?