つまり並列関係で混じるのが難しいのが移民国家であり、ヒエラルキーとしての移民国家が存在するのです。故にヒエラルキーの上層に上がるために努力をして得た者が格差として具現化されると考えています。

ちょっと難しい着眼点かもしれませんが、私が30数年海外に住んでいて日々の生活から感じたことなのでさほど外してはいないと思います。これを学術的に分析すれば面白い結果が得られるのではないかと思っています。アセモグル教授は植民地時代のアフリカにおける経済成長とその植民地支配政策による経済を研究されたとあります。私はその研究内容を全く存じ上げませんが、上述のような私の立てた仮説をベースに考えるとどのような結果が導き出されるのか大変興味があるところです。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2024年10月16日の記事より転載させていただきました。