日産との合併後も、プリンス店の重要車種として残る
1966年8月には、経営不振だったプリンスが業界再編の波を受けて日産と合併、スカイラインも「日産 プリンス・スカイライン」として、グロリアともども引き続き日産プリンス店の看板車種として存続します。
日産に吸収合併されたとはいえ、プリンスは宮内庁御用達のブランド力が健在で、グロリアはセドリックのバッジ違い程度ながら生き残ったのに対し、スカイラインもローレルと深い関係にありながら、バッジ違いの単なる姉妹車ではなく生き残りました。
それだけでなく、2代目の時代でレースにより「スカG」に限らず高性能で華々しい実績を残したイメージや、3代目C10以降も旧プリンス開発陣によってスポーツセダンとしてブランドが熟成されていったことで、2024年現在もスカイラインの名は残っています。
その基礎を作ったのは、あくまで高級セダンだった初代より、2代目の功績が大きいと言えるでしょう。
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文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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