デロンギ・ジャパンが実施した「コーヒーの飲用調査 2024年度版」によると、約4人に3人が自宅でコーヒーを「1日1杯以上飲む」そうです。
さらにアスリート対象の調査では、出場大会のレベルが高い選手ほど飲用量が多いことが判明。プロ野球選手の川崎宗則さん(崎はただしくはたつさき)も「試合前には必ず『コーヒーナップ』を取る」と語ります。
「コーヒーの飲用調査 2024年度版」は、20~60代の男女200人ずつ、計400人の「自宅で週に1回以上コーヒーを飲む人」を対象に実施。
調査開始以来5年目となる今回はスポーツとコーヒーの関係性にも着目。アスリートがどのようにコーヒーを取り入れ、どのような効果を期待しているかなど、その飲用実態にも迫っています。
まずは一般生活者向け調査から紹介。一番多くコーヒーを飲んでいる場所で圧倒的に多いのは「自宅」(60.3%)で、3年間同水準。「おうちコーヒー」が最も好まれていることが分かります。
自宅で週に1回以上コーヒーを飲む人に「最も好きなコーヒー」のメニューを聞いてみたところ、1位は2023年度から引き続き「ドリップコーヒー」(45.8%)。3.5ポイント増加と人気が高まっています。
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さらに自宅でコーヒーを「1日1杯以上飲む」と回答した人の割合は74.8%で、自宅で1杯のコーヒーにかける金額の平均は「112円」。コーヒー豆の価格が高騰しているものの、自宅で飲む「おうちコーヒー」にかける平均金額は2年連続で上昇しています。
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■ コーヒーを最もよく飲むのはサッカー選手
続いてアスリート向け調査も紹介します。「アスリート」の定義は、自身もしくは所属チームが競技団体に登録をしている人。自宅で週に1回以上コーヒーを飲み、月1回以上競技をしているアスリート1000人に調査をおこなっています。
練習や試合など、運動するにあたってコーヒーを飲むアスリートは63.9%。飲む場面としては運動前が36.3%、運動後が35.7%と多く、3人に1人以上が回答しています。運動中に飲む人も22.2%で2割以上という結果に。
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コーヒーを飲むことによってどのような効果を感じているか聞いたところ、1位は「リラックスできる」(35.4%)、2位は「リフレッシュできる」(32.1%)と、気持ちの切り替え効果を感じているアスリートが多いことが明らかになりました。
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1日あたりのコーヒーの飲用量はアスリートが平均「2.52杯」で、一般生活者(1.95杯)の1.29倍多く、より頻繁にコーヒーを飲んでいます。自宅で飲むコーヒーにかける平均金額もアスリートは177円で、一般生活者(112円)より65円高いことが分かりました。
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出場大会のレベル別に見てみると、「国際大会相当」出場者は3.64杯(一般生活者の1.87倍)で特に高い割合に。平均金額も「国際大会相当」出場者の385円が最も高く、出場する大会のレベルが上がるほど、飲用量と平均金額が多くなっています。
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競技別で見ると、コーヒーを最もよく飲むのはサッカー選手で1日平均2.60杯。ブラック派が特に多いのは野球とラグビーでそれぞれ74.0%、ラテ派が多いのは卓球(42.0%)やバレーボール、バスケットボール(いずれも41.0%)となっています。
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ホットとアイスのどちらを好むか?という質問には、アスリートの7割(69.4%)がホット派と回答。競技別ではホット派がテニス(80.0%)や野球(75.0%)で特に多く、アイス派の割合が多かったのはバスケットボールとサッカーで、いずれも37.0%でした。
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■ 川崎さん「野球選手は昔からコーヒー好きが多い」
ちなみに自宅で飲むコーヒーの平均金額が高いのは、野球選手で184円。今も現役選手としてプレーする傍ら解説者としても人々を魅了し続ける川崎さんによると、野球選手は昔からコーヒー好きが多いとのこと。
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25年前にプロの世界に入った時でも先輩たちがよくコーヒーを飲んでいて、「作ってこい」と言われて作っていたといいます。
野球は試合が4~5時間と長くなることもあり、その間ずっと集中し続けるのは不可能なので、リラックスしたり気持ちを切り替えたりしたい時にコーヒーを飲む人が多く、自分も試合中に飲むことがあるのだとか。
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「海外でもコーヒー文化はすごく根付いている気がします」と川崎さん。メジャーリーグの施設にもコーヒーマシンはあり、必ず朝みんなで作って飲んでいたそう。
最近はコーヒーを飲んでから昼寝をする「コーヒーナップ」を毎試合前にやっていると明かします。コーヒーを飲んでから20~30分寝て起きると、ちょうど起きるタイミングでカフェインの効果が表れてすごくスッキリと目覚めてよく動けるのだとか。
チームメイトとは喫茶店でもよくコーヒーを飲むそう。好きなコーヒーは、香りがより楽しめるのでホット。ミーティングも学びも「リラックスが大事」だといい、これからは「上げる」ことよりも「下げる・リラックスする」ことが注目されなくてはいけないと語っていました。
情報提供:デロンギ・ジャパン株式会社
提供元・おたくま経済新聞
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