この旧宮家か女系も認めるかという点は、国民のあいだでも意見が分かれるが、悠仁さまのあとが続くなら問題がないのだから、無理に決着をつけずに両方の可能性を残して将来の世代が決めればいいということだ。

また、旧宮家といってもそれほどの数がいるわけでないし、女系を認めたところで、現皇族の悠仁さま、佳子さま、愛子さまというたった三人の子孫が確実に続くことは保証の限りでないので、私は両方の可能性を保持していいのでないかと思う。

また、旧宮家のうち四家は、明治天皇の女系子孫であり、東久邇家はあわせて昭和天皇の長女の子孫であって、しかも男子の数も多いので、現皇室との距離はさほど遠いわけではない。

また、悠仁さまに男子がいない場合の皇位継承の候補となるのは、皇族の養子となる悠仁さま世代の子どもや孫なので、生まれ長良の皇族となる。

また、佳子さまや愛子さまが結婚後、そのまま皇室に単独で残る案は、彼女たちの結婚の選択の幅を広める。

なぜなら、現在の制度では内親王の嫁ぎ先は、品位を保ってもらうために相当な富豪でないと負担が大変だ。

一方、結婚相手が皇族になるのだとすると、希望者が少ないし、また、希望するのは相当な野心家となる。しかし、結婚相手は皇族にならないなら、佳子さまや愛子さまは3000万円ほどの皇族費をもらえ、宮邸を赤坂御用地にあてがわれ、結婚相手は、名前も変わらなくていいし、自分の仕事を続けられるから、普通のエリート・サラリーマンや堅実な事業家、学者、医師などに広く相手を求められる。

それから、悠仁さまへの攻撃は、いつから始まったかというと、学習院幼稚園に行かなかったときからだ。ブランド力低下に焦った学習院OGなどによる悠仁さまの進路に対する攻撃は執拗で陰湿で、およそ悠仁さまの進学させたいような学風とは言いがたい。