筆者が感じたギャップは「40代は思っていたより頭はよく動く」ということである。

体力・体力

「40代は体力がなく、毎日不調」という意見も非常によく見る。

だが、それはシンプルに若い頃からずっと運動をしていないからであり、運動不足の状態が20年以上続けば誰だって筋肉は衰えるし、生活習慣病に蝕まれて当然である。

年齢に関係なく、基本的に食事は食べ過ぎを控え、野菜をたくさんとり、良質なタンパク質や脂を取れば人間はかなりの程度、健康でいられる。また、運動も多額のコストなどかけずとも、毎日しっかりウォーキングするだけでも十分体力は維持できる。

過去記事でも書いてきたが、筆者はパーソナルジムでトレーナーに筋トレ指導をしてもらっているが、それにより体力は間違いなく大幅に増加したと感じる。30代を超えると筋肉は毎年1%ずつ低下し、放置すると待っているのは寝たきり老人である。しかし、何歳からでも正しい筋トレをすることで着実に筋肉を増やして体力も増やせるのだ。

不機嫌で面倒な人

筆者は昔から「中高年になると自然に不機嫌で面倒な人間になる」と思っていた。というのも、周囲はまさしくそうした人が多かったからだ。特に若い人にえらそうにマウントを取り、相手の話をまるで聞かず、口を開けば他人へのダメ出しばかり。自分は絶対にそういう人になりたくないと思って来た。

自分が40代になって感じることは、そうした面倒なメンタリティを形成するある規則的なプロセスがあるということだ。それは「新しいことに挑戦しない。自分の人生を諦めている」ということである。つまり、その「逆」をすれば嫌な中年にならずに済むのだ。

筆者は日頃から勉強のアドバイスをしたり、経営者と会話する。そこで感じることは、英語ができるようになりたいと朝早くから起きて勉強する人や、毎日新しいビジネスにリスクを取って挑戦する人は総じて人間的にも尊敬できる人が多いということである。