私はずっと「サラリーマンの年金の半分は基礎年金に流用されている」と指摘してきて、公には誰もこの事実を認めませんが、厚労省のこの案では「厚生年金から基礎年金への拠出」が前提で、高所得者の負担(搾取)をさらに増やすという話になっています。
— 橘 玲 (@ak_tch) July 12, 2024
国民年金加入者は、基礎年金の総額24.5兆円のうちわずか3.3兆円しか負担しておらず、残りの大部分である18.7兆円は厚生年金加入者が負担しています。厚生労働省は厚生年金加入者の負担をさらに増やそうとしています。
国民年金の財政がボロボロだから、パートやアルバイトまで厚生年金に強制加入させ、基礎年金と称する「支援金」を増やそうとしている。ほとんどの人が気づいていないが、国民年金の被保険者は1.3兆円しか保険料を払っていないのに、サラリーマンが18.7兆円も拠出して国民年金の赤字を埋めている。 Yzb7HqHqHX pic.twitter.com/Ha9Es89LuA
— 池田信夫 (@ikedanob) March 13, 2024
「基礎年金」というワードにも狡猾なトリックが隠されています。「基礎年金」というのは架空の勘定科目で国民年金の赤字を補填するために厚生年金の資金を流用するためのものです。
「基礎年金」という年金をもらう人はいない。それは国民年金の赤字を埋めるために、厚生年金を流用するための架空の年金勘定。 国民年金加入者は、基礎年金24.5兆円のうち3.3兆円しか負担していない。厚生年金加入者が18.7兆円も負担している。自民党はその負担をさらに増やそうとしている。 INh6rG pic.twitter.com/MsV6hobVdI
— 池田信夫 (@ikedanob) October 11, 2024