■オーストラリア・ウィトヌーム

住民が消えた死の街・・・ゴーストタウンと化した世界の街5選!地図から抹消された忌まわしき場所も
(画像=ウィトヌーム跡地の入口近くに建てられた政府による注意看板 Five Years – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる,『TOCANA』より 引用)
住民が消えた死の街・・・ゴーストタウンと化した世界の街5選!地図から抹消された忌まわしき場所も
(画像=ウィトヌームの名前が消された道路標識 英語版ウィキペディアのFive Yearsさん, CC 表示-継承 3.0, リンクによる,『TOCANA』より 引用)

 鉱山の恩恵を受けたのは、米国オクラホマ州のピッチャーだけではない。第二次世界大戦中の1940年代には、オーストラリア北西部のウィトヌームでも“ブルーアスベスト”と呼ばれる繊維状鉱石が発見され、鉱山の街として発展を遂げる。しかし人体に悪影響を及ぼすアスベストが引き金となり、鉱山で採掘にあたっていた作業員2万人のうち少なくとも2,000人が命を落とした。さらにこの地で育った子どもの癌による死亡率は、他の地域の子どもと比べ20~80%ほども高いことが判明。住民には退去勧告がなされ、公共施設も1993年までに閉鎖がされると、最終的に町名すらも地図から抹消された。