工業化の発展により大気や水質の汚染は日々深刻さを増し、地球規模の環境破壊が続く現代。世界中には周辺の環境が人体に影響を及ぼすレベルにまで汚染され、住民が退去を余儀なくされた地域も存在する。そこで今回は環境汚染によりゴーストタウンと化した街5選を紹介しよう。

■オクラホマ州ピッチャー

住民が消えた死の街・・・ゴーストタウンと化した世界の街5選!地図から抹消された忌まわしき場所も
(画像=Pages/Image431.html, CC 表示 3.0, リンクによる,『TOCANA』より 引用)

 米国オクラホマ州北東部にあるピッチャーは、1914年に鉛と亜鉛の鉱山が発見されると鉱物資源取引の重要な拠点として発展。世界でも最大の鉛と亜鉛の輸出国の1つにまで成長するも、1970年代に鉱山が閉山すると後には大量の有毒な副産物が残されることに…。町の周囲には人体に多大な悪影響を及ぼす大量の鉱山廃棄物が巨大な人工丘を形成し、1990年代半ばには街の学生の46%が血中に危険レベルの鉛を保有していると判明したほど。鉱山廃棄物による汚染が続くピッチャーは、徐々に撤去が進み今では文字通り“ゴーストタウン”と化している。