■気になる由来を聞くと…
歴史ある商品であることが分かった上で、気になる由来を尋ねたところ、植物のタンポポの見た目は関係ないという。
「『日本中の道端にきれいな花を咲かせるタンポポのように日本各地で愛され、花開くように』という願いを込めて名付けられました。また、『タンポポのように踏まれてもへこたれない』という商品の丈夫さをPRする狙いも込められています。発売当時、今で言うブランド名として、そうした願いを込めて各種商品にタンポポという名前を付けていました」(前出・担当者)。
タンポポの色合いではなく、”中身”である力強さから取った名前だったのだ。エモすぎる舞台裏に感動しつつ、現在の「タンポポマット」の利用状況についても聞いてみた。
「発売当時は舗装されていない道路が多く、重宝されていましたが、タンポポマットに求められるニーズの変化に合わせてご利用頂く機会は減っています。しかし、愛用し続けて下さる方は多く、現在は建設現場や農場、降雪地域でも活躍しています」(前出・担当者)。
昔に比べれば、舗装された道が多くなり、学校に行く途中で靴が土や泥で汚れてしまうことも少なくなった。時代は変わったが、土や雪の中働く人達を陰ながら支えているのだ。
これからも、タンポポマットはたくさんの人に踏まれながら愛され続けることだろう。
(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)
提供元・Sirabee
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