そこで最も可能性の高いシナリオとして提唱されているのが、シャチや大型のサメによって噛みちぎられたという説です。
交尾を求めて単独で泳ぐオスのザトウクジラは、求愛のための歌を歌いながらペニスを体外に露出させてメスを探します。
そのときに運悪く近くを通ったシャチやサメに見つかって、海中で真っ白に目立つペニスが狙われたと見られるのです。
今回、デンマークの浜辺で見つかったペニスがこのシナリオ通りに切断されたかどうかはまだわかっていません。
研究チームは現在発見されたペニスを冷凍保存しており、今後詳しい調査を進めていく予定です。
いずれにせよ、このペニスの持ち主が悲惨な最期を遂げたことには違いないでしょう。
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参考文献
1.5-Meter “Sea Snake” Picked Up On Danish Beach Is Actually… A Whale Penis
https://www.iflscience.com/15-meter-sea-snake-picked-up-on-danish-beach-is-actually-a-whale-penis-76230
ライター
大石航樹: 愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、本サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味は映画鑑賞で、月に30〜40本観ることも。
編集者
ナゾロジー 編集部