現代社会にも多くのヨブのような人がいるだろう。理由なく、多くの試練に直面し苦難と戦わざるを得ない人々だ。一方、洪水やハリケーン、そして戦争などに直面し、全てを失った人々が出てきた。

ウクライナ国民や家屋をふっ飛ばされたハリケーンの被災者の姿をみるにつけ、私たちにとって何が最も大切かを考えさせられる。なぜならば、一瞬に全てを失うような天災、人災、戦争にいつ直面するか分からないからだ。

参考までに、キリスト教の観点からみたら、猛威を振るうハリケーンや大洪水は、私たちに新しく生まれ変わらなければならないことを教えているのかもしれない。古いものにしがみついていたならば、私たちは新生復活できないからだ。

編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2024年10月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。