楊貴妃のお墓が日本にある

7世紀に誕生した中国の王朝・唐の皇帝、玄宗が愛したことで知られる女性、楊貴妃。そんな彼女のお墓が日本にあると聞くと驚かれるのではないでしょうか?

山口県長門市には奈良時代の756年に美しい女性が船で流れ着いたという伝説が残されていて、この女性が実は楊貴妃だと言われています。安禄山(あんろくざん)の反乱により処刑されそうになった楊貴妃が命からがら逃げ延びてたどり着いたそうで、地元の人が手厚く看病したものの、すぐに亡くなってしまい、二尊院(にそんいん)というお寺に彼女のお墓を建てて葬ったそうです。この二尊院にはその言い伝えが書かれた古文書が残されていて、昔からその伝説が語り継がれていることがわかります。

現在にも、二尊院の境内には彼女のお墓が置かれています。ここにお参りすると願い事が叶うということで、多くの人が参拝に訪れて来ます。

宇宙に、地球そっくりな星がある

一説によると、宇宙にはおよそ1000兆個以上の星があると言われています。それだけの数があるため、われわれの想像の超えるような星も存在します。そんな中、2020年にNASA、アメリカ航空宇宙局が太陽系の外に地球とほぼ同じ大きさで、かつ環境も地球に近い星を発見したことで話題となりました。

その星の名前は「ケプラー1649c」といい、大きさは地球の1.06倍、気候も地球に近いため、水が液体のまま存在できるらしく、今まで観測された星の中で、もっとも地球に近いものと考えられています。ただ大気の存在はまだ確認されていないらしく、もし大気があることがわかれば地球外生命体が生息する可能性もあり得ます。

ただ、この星があるのは地球から300光年ほど離れたところだそうです。1光年がおよそ9兆5000億kmであり、その300倍という途方もない距離にあるため、われわれが生きている間には絶対に行くことができないでしょう。