かつては日本は様々な点で世界をリードする国家だったのです。ところが最近はその気概は薄れています。各種統計から日本はプレゼンスを出せない国になりつつあります。ならばアジア代表国から交代させられるリスクは潜在的にはあると思うのです。
それを防げるかどうかはG7を含めたトップ外交において日本のプレゼンスを示す能力が必要なのです。残念ながら残りの6か国は欧米諸国であり、思想と論理構成が欧米型です。よってその枠組みの中で日本の存在をどう表現するか口で言うほどたやすくないのです。
外交に於いて私が安倍氏と岸田氏は心地よかったのは外交を安心して見ていられる点でした。私が海外に住んでいることも影響しているでしょう。世界で日本をきっちりアピールできる高い能力を備えるのはトップとして必須条件です。今週から石破外交が始まります。さてどのような成果が見られるのでしょうか?
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2024年10月9日の記事より転載させていただきました。