■ 「お隣の部屋はフォロワーさんかも……」旅に新たなワクワクが
── 実際にお二人で会われて、どのようなやりとりをされましたか?
栗原さん:いつもの旅のスタイルや、共通のフォロワーさんの話、四国内のオススメの宿やその状況、今後の「ひなび系」の景色の行く末などのお話をしておりました!
壊れかけのRadioさん:栗原さんはブログでの発信や商業出版をされたりと、趣味活動を精力的に形にされており、私から見ると少し遠い場所に居る方、というイメージがありました。しかし実際に顔を合わせて会話してみると、仕事や普段の生活の話など、Twitterでは普段見えてこないようなリアルな場面の話題もあり、意外な共通点などにも気づくことができました。
── 奇跡的な今回の出来事について、率直なご感想をお聞かせいただければ幸いです。
壊れかけのRadioさん:こういうことがあるから旅は面白い、と改めて思いました。
栗原さん:相互フォロワーの方と数日違いで同じ宿に泊まっていたことは今まであって、同じ趣味を持つ人が似た系統の宿に泊まることは珍しくはないのですが、それでも全国に何百~数千もある「ひなび界隈」が好きな宿に、同一日に泊まるのは確率的に相当低いと思います。しかも四国から離れた関東と九州に在住している同士ですので、なおさらびっくりしました。こんな経験をしてしまうと、ひなびたお宿に泊まって他の宿泊客を見るたびに「あの方、もしかしてフォロワーさんなのかな?」って思うようになってしまいそうです(笑)
* * * *
なんともドラマチックな、お二人の出会い。日常の外を感じるだけでなく、日常同士がシャッフルされて、思わぬ扉が開くのも、また一人旅の魅力なのかもしれません。
現在、栗原さんが主宰する「一人旅研究会」が著者となった写真集「ノスタルジック写真集」がマール社から発売中。山里や海辺の町、温泉、宿など、全国の旅情・郷愁を感じられる風景を詰めこんだ、「行ったこともないのに、なぜか懐かしくなるような極上の空間」が詰まっています。「一冊で日本を旅した気分になれること間違いなしです!」(栗原さん)とのことなので、旅情をかきたてられた方は、ぜひチェックしてみてください。
それでは皆様、ご唱和ください。 pic.twitter.com/cBgFhRkRZy
— 壊れかけのRadio (@k_radio6924) August 23, 2024
<記事化協力>
一人旅研究会 栗原悠人さん(@hitoritabiken)
壊れかけのRadioさん(@k_radio6924)
<参考>
勇楼旅館
(天谷窓大)
提供元・おたくま経済新聞
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