個人事業主割合 1997年 OECD33か国中 単位:% 1位 39.9 ギリシャ 4位 27.6 イタリア 9位 19.3 日本 19位 13.4 イギリス 22位 11.8 カナダ 24位 10.3 ドイツ 25位 9.9 フランス 30位 8.0 アメリカ OECD平均 15.7

アメリカは当時からかなり低い割合でしたが、ドイツやフランスも低い水準だったことになります。

ギリシャ、ポーランド、リトアニア、ポルトガルなど、東欧、南欧諸国で高い水準の国が多いのも特徴的です。

3. 個人事業主割合の国際比較: 2022年

続いて、最新のデータを確認した見ましょう。

図3 個人事業主割合 2022年OECD統計データより

図3は2022年の国際比較です。

日本は11.1%で、36か国中23番目と先進国の中では比較的低い水準にまで低下している事になります。

イタリアやギリシャは依然として高い水準となります。

ポーランドやリトアニアはだいぶ割合が低下しているようです。

個人事業主割合 2022年 OECD36か国中 単位:% 1位 47.1 コロンビア 6位 23.5 韓国 7位 22.3 イタリア 18位 13.2 イギリス 23位 11.1 日本 24位 10.9 フランス 28位 8.6 ドイツ 30位 7.5 カナダ 31位 6.2 アメリカ OECD平均 14.9

アメリカを下回るのはルクセンブルクとデンマークなど北欧諸国ですね。

北欧でもフィンランドはやや割合が高い方になるようです。

4. 個人事業主数の特徴

今回は、先進国での個人事業主の割合について国際比較してみました。

日本は比較的高い水準だったのが、短期間でかなり縮小して近年では先進国でも個人事業主が比較的少ない国になるようです。

主要先進国ではイタリアの水準が非常に高く、イギリスも日本より個人事業主の割合が高い事が印象的です。

日本で減少傾向が続き、フランスは近年上昇傾向なので、今後は日本とフランスの立ち位置も逆転するかもしれませんね。