節税目的で移住した知人の経営者は、海外では人間関係で横のつながりがない辛さ以上に、食の楽しみを失う辛さに耐えられなくて帰国を決めたといっていた。食事は毎日の習慣である。「カロリーが取れればどうでもいい」という人は別かもしれないが、食が人生の楽しみそのものの自分には食事の質が低下することは大きな苦痛を伴う。
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結局、日本オワコン海外移住!と熱心に吹聴しているのは、それをネタに自分のビジネスで稼ぎたい商売人か、犯罪を犯して悪評が広まって日本にいられなくなった人か、不満を向上心に転換する代わりに愚痴にして国にぶつける他責思考の人が「比較的」多いと感じてしまうのだ。
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