「目から鱗が落ちる」生き物は実在する

急に何かに気付くことを意味する「目から鱗」、目にウロコなんてないけどその語源は?
(画像=『FUNDO』より引用)

人間は「目から鱗」など落ちることはありません。
しかし、実際に「目から鱗」が落ちる生き物がいます。

目から鱗が落ちるのは・・・ヘビ!

人間は「目から鱗」が零れ落ちることなどありません。
しかし、ヘビは「目から鱗」を落とす生き物とされています。

その理由は、瞬きをしないヘビの特性にあります。
ヘビは瞬きをしないのですが、その代わりにコンタクトレンズのような透明な皮が目を覆っているのです。
これらはアイキャップやスペクトルと呼ばれています。

実はこの透明な皮が定期的に目から落ちるわけです。

ただし、この事実と目から鱗の語源とは関係はありません。

まぶたがないヘビは目も脱皮する

ヘビはまぶたがありません。
そのため、脱皮の際には目も一緒に脱皮するのが特徴です。
その姿は若干ながらグロテスクかもしれません。
人間も実際に「目から鱗」が落ちたら怖いですよね。

ちなみに、ヘビの中には稀にアイキャップやスペクトルが残っている個体もいるそうです。
これらはアイキャップ遺残(スペクトル遺残)と呼ばれ、珍しい現象とされています。