語源は新約聖書にあるキリストの起こした奇跡にあった
ここからは「目から鱗」の語源となった話をまとめます。
語源となったキリストの起こした奇跡
「目から鱗」の語源は「新約聖書―使徒行伝・九」にあります。
一世紀のこと、キリスト教徒を迫害していたパウロはダマスコという町へ向かう途中に眩しい光に包まれます。
その際「なぜ私を迫害するのか」「町へ行けばやるべきことが告げられる」というイエスの声を聞いたそうです。
それと同時に光に包まれたせいか、目が見えなくなってしまったのだとか。
そんな中、彼がダマスコの町で祈っていると「アナニアという人物が目を治療に訪れる」という幻を見たそうです。
その後、実際にアナニアが現れて「イエスが私を遣わした」と告げたのだとか。
するとたちまちパウロの目から鱗が落ち、元通り見えるようになったとされています。
それ以来、パウロはイエスの教えに帰依したのだとか。
そこから生まれたのが「目から鱗」という表現です。