また実験結果は、タスク条件下のものであり、現実世界の社会的交流とは異なります。
そのためクァク氏が指摘するように、さらなる実験や証拠を元に裏付けを取る必要があります。
それでも、こうした研究の積み重ねが、いずれ境界性パーソナリティ障害に対する効果的な治療方法の発見に繋がるはずです。
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参考文献
Blurry boundaries: How the brain confuses self and others in borderline personality disorder
https://www.psypost.org/blurry-boundaries-how-the-brain-confuses-self-and-others-in-borderline-personality-disorder/
元論文
Borderline personality trait is associated with neural differentiation of self-other processing: A functional near-infrared spectroscopy study
https://doi.org/10.1016/j.pscychresns.2024.111882
ライター
大倉康弘: 得意なジャンルはテクノロジー系。機械構造・生物構造・社会構造など構造を把握するのが好き。科学的で不思議なおもちゃにも目がない。趣味は読書で、読み始めたら朝になってるタイプ。
編集者
ナゾロジー 編集部