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近々復活予定で再注目?販売不振だった4代目プレリュード
スポーツ路線に転じた「大変身プレリュード」…だが?
近々復活予定で再注目?販売不振だった4代目プレリュード
ホンダがジャパンモビリティショー2023年で発表し、近い将来の復活を宣言した2ドアクーペ「プレリュード」。
過去にMOBY編集部がAIに聞いた、「30~50代のクルマ好きが気になる名車」にもノミネートされて記事化しましたが、4代目/5代目の”「悪くないんだけど乗る人はゼロ」90年代にはもう居場所がなかったホンダ 4代目・5代目プレリュード【推し車】”が意外に好評。
プレリュードと言えばデートカーの定番車として大ヒットした2代目/3代目の印象が強い気もしますが、ホンダとしてもしぶとくこの種のクーペをラインナップし続け、2020年代の復活を目指していることで、発売当時の不人気車も注目されているのかもしれません。
今回はそのセリフリメイク企画として、1991年に発売、デートカー路線からスポーツ路線への転換を図ったものの、バブル崩壊とRVブーム到来で残念ながら国内販売は不振に終わった、4代目プレリュードを紹介します。
スポーツ路線に転じた「大変身プレリュード」…だが?
ホンダ車の中でも、高級スポーツ路線の車種(NSXやインテグラなど)取り扱いが多かったベルノ店が誕生するのと同時に発売され、2代目(1982年)/3代目(1987年)はデートカーの定番として大ヒットしたホンダ プレリュード。
しかし1988年に日産が5代目の「シルビア」(S13型)を発売すると人気を奪われ、末期には2.1リッターエンジンを積む3ナンバー車を設定するなどステイタス重視的な路線に転じていましたが、1991年にモデルチェンジした4代目は文字通りの「大変身」!
リトラクタブルヘッドライトと、エンジンを傾斜搭載してまで思い切り低く下げたボンネットでスタイリッシュ、カップルのための雰囲気重視なデートカーから一転、「鮮やかな走り」をアピールしたスポーツカーとなったのです。
ホンダとしてはこの新型プレリュードをもって、「明日をみつめたホンダの前奏曲(プレリュード)」とぶち上げますが、「先進のワイドオープン・コクピットと二人のためのファンタジックなインテリア空間を実現」と、何となくデートカーへの未練を感じさせます。
ライバルのシルビア(1993年に6代目S14へモデルチェンジ)同様、税制改正で自動車税が安くなった3ナンバー車ブームにも便乗した、エレガントでスポーティ、デートカーでもリアルスポーツでもイケるクルマを目指したのでしょう。
問題は、モデルチェンジした1991年にはバブル崩壊でデートカー需要が喪失し、RVブームの本格化でSUVやミニバン、トールワゴンの時代が到来し、スポーツクーペ需要も喪失したことですが。