「セレベス」の名前の由来

里芋と似た「セレベス」とはどんな食べ物?その名前の由来や里芋の違いを解説!
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは「セレベス」の名前の由来を解説します。

「スラウェシ島(セレベス島)」から伝わったのが由来とも

では「セレベス」という名前はどこから来たのでしょうか。

これは原産国であるインドネシアの「スラウェシ島」が由来とされます。

もともと「スラウェシ島」は「セレベス島」と呼ばれていました。
その「セレベス島」で栽培されていた里芋ということで、そのまま「セレベス」という名前が付けられたと考えられています。

ただし「セレベス」はインドを原産国とする説もあるので、厳密には「セレベス島でよく栽培されていた里芋=セレベス」となった可能性が大きいとのことです。

「アカメイモ」の名前で流通することも

「セレベス」は「アカメイモ」という名前で流通することがあります。

「アカメイモ」は漢字表記で「赤芽芋」と書かれます。
これは表面から出てくる芽の部分が赤いことに由来するそうです。

実際に「セレベス」の芽はやや紫がかった赤をしています。
そこから「アカメイモ」という別名が付いたと言われています。

「タロイモ」の総称をされる事もある

「セレベス」はインドネシア周辺だと「タロイモ」の総称として使用されることもあります。

「タロイモ」もサトイモ科の植物の一種で、似たような形状をしています。

根茎を食用とするというところは「セレベス」と同じで、世界各国の温暖地域を中心に栽培されているのが特徴です。
実際にインドネシア周辺では「タロイモ」を「セレベス」と呼ぶこともあるので注意しておきましょう。