■JR西日本、高さ制限に本気を出す
他にも同様、または類似した標識の設置区域があるか尋ねたところ、JR西日本の担当者からは「少し形態は変わりますが、学研都市線の鴻池新田・徳庵間(五ヶ六郷川橋梁)に、標識を複数つけている箇所があります」との回答が。
こちらもやはり高さ制限の標識で、同一の標識が道なりに5枚並んでいたのだった。やはり「同じ標識が9枚」というシチュエーションは、相当レアケースなのだろう。

(画像=『Sirabee』より引用)
そしてさらに、高さ制限に対するJR西日本の情熱はこれだけに留まらない。
なんと同社では「マップル」と協力することで、JR西日本近畿統括本部が保有する「高さ制限」に関する情報(高さ制限地点の位置情報と高さ制限値)と、マップルの電子地図技術を掛け合わせ、高さ制限に関する情報が記載されたデジタルマップを作り上げていたのだ。
こちらのデジタルマップはマップルの「MAPPLE LABS(新領域や注力分野のサービスをデモサイトで体験できる場)」に掲載されているため、ぜひチェックしてほしい。
また、現地を運転する際の注意点として、JR西日本は「高さ制限を超えて走行しますと、架道橋に衝突する可能性があります。列車の安全走行のためにも、高さ制限を守って頂きますようお願いします」とのコメントを発信している。
列車はもちろん、自身の安全のためにも、標識の指示に従った安全運転を心がけたい。