一番は何でもゴールから逆算する思考を習慣化することだ。ゴールから逆算すれば、何のためにやっているかわからなくなったというやる前から回避可能な失敗は避けられるだろう。

持続可能性を担保する

努力は長期継続が前提となるため、実践する前に「この努力は持続可能か?」ということを冷静に考えて、事前に環境整備をすることが肝要だ。

たとえば収入アップをして転職のために資格取得を考える人が、現職の仕事をしながら頑張るとする。その場合、資格取得に使う勉強時間の確保が必須となるだろう。しかし、毎日残業続きで上司のパワハラがひどくてストレスまみれ。食事も栄養不足で睡眠もろくにとれない。このような環境では誰がやっても長期で勉強を継続することは現実的に難しいので、まずは勉強を無理なく継続できる環境整備を先にするべきだ。

具体的には労働環境がクリーンな職場に先に転職をするといった抜本的に環境を変化させるソリューションである。

努力の継続は気合根性では続かない。理想的には日々のルーティンに落とし込み、気がつけばいつの間にか長く続いていたという状況だろう。そのためには無意識で取り組める状態が必須であり、大きな負荷なく取り組むための環境整備を先に整えるべきだ。

成功すること以外考えない

努力を継続してうまくいく人は例外なく、成功すること以外余計なことは一切考えないという特徴を持つ。

自分自身、仕事や勉強でうまくいった事例を振り返ると失敗は一切考慮しなかった。とにかくどうすればうまくいくか?ということだけを考え続けて、うまくいかなかった失敗を分析して改善につなげ、成功に必要な具体的な方法を洗い出し可能性が高いものを上から順番に一つずつ試し続けるというスタイルだ。ネットの記事や動画で情報収集をする時も成功する方法論以外は一切みないし、気持ちが萎える情報や人も自分の中に入れないように遮断する。

ところがうまくいかない人はこの逆をする。具体的に言えば、人生を良くするために頑張る活動をしているのにこれから世の中はいかに地獄のような状況になるか?といったネガティブの煽り情報を見てメンタルを病んだり、人生を良くするために頑張る人が集まるコミュニティではなく、現状維持を望む保守的な集まりの中で自分の取り組みを発表、周囲から頑張りを否定されて落ち込むということをしてしまう。客観的にみればわざわざ時間を使って自爆しているようなものである。これでは成功するはずがない。