さらに仕事は情報収集や発信と強み結びついている。仕事をする上で専門技術を研究したり、自分なりにまとめて発信する必要がある。このプロセスで頭の中はインプット、アウトプット両方使う。
脳トレなどでは単にすでにできることをひたすらなぞるだけだが、それに比べればこれは大きな刺激になるだろう。自分も動画一本作るのに何日もかかるし、情報収集やファクトチェックだけで一日かかってしまうことだってある。仕事をしなければ、これほど強度の強い脳刺激を作ることは難しい。
最後に仕事は新しい挑戦を伴う。人間を健全にする一番の薬は「未知の領域に挑戦する」これで間違いないだろう。当然、そのような活動は失敗もしてしまうが、その失敗経験が人を謙虚にしてくれるし、努力する他者をリスペクトする姿勢を作ってくれる。
その逆になんにも挑戦しない人は、年を取るとほぼ確実と言っていいほど他人にダメ出しをして足を引っ張り、ヤジを飛ばす評論家になって疎まれる。これがいわゆる老害の精神的な内部構造であり、他罰的思考の根本は自分の人生で新しく挑戦することを諦めた心理に立脚する。仕事以外で新しいことに挑戦し続ける機会を作ることは難しいので、何歳になってもずっと仕事は続けた方がいいだろう。
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認知症予防は高齢者になってから慌ててするより、できれば認知症予防になるような生活習慣を40代から始めた方がいい。習慣化してしまえば自然に続く。
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