Image Credits:McEasy
ビジネス
McEasyのプラットフォームは、そうした犯罪の防止にも対応。遠隔操作でエンジン停止することまで可能とし、より安心で効果的な車両管理をサポートする。
この資金調達を伝えるプレスリリースの中で、McEasyは過去18か月のうちに契約企業をそれまでの6倍、1,500社に増やしたそうだ。その中にはDAMRI、JNE Express、Pertamina、Pelindo、MGM Bosco、KMDI Logistik、Telkom、Tantoなどが名を連ねている。
2024/10/02
ドライバーの眠気や疲労をAIカメラ検知、エンジン遠隔停止も|陸運プラットフォームMcEasy、トラックやレンタカーに適合可
燃料や車両の盗難対策も
また同社のプラットフォームでは、トラックの燃料の減り具合までプラットフォーム上にリアルタイム表示される。これは燃料漏れといったトラックの故障を早期に発見するだけでなく、燃料の盗難を明らかにする効果も。
インドネシアでは燃料コストの高騰を背景に、トラックから燃料を盗み出す犯罪が増加している。なかには、駐車場に停めてある一般車の給油口を開けて燃料を抜き取る大胆な手口もあるほどだという。
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大手バス会社とも契約
なお、このプラットフォームはトラック輸送のみならず、バスや農業用車両にも適合することができるという。定期的整備が必要な車両の検出・通知も機能として実装しているため、整備不良による故障や事故の可能性も減らせるだろう。
ちなみに、McEasyの公式サイトではレンタカーにも同様のシステムを導入できるとしている。車両登録などの文書更新リマインドや、ドライバーによる喫煙や注意散漫などのアラートで受け取ることができ、適切な車両管理をサポートする。
McEasyは今年6月にシリーズA投資ラウンドでの資金調達を達成した。調達総額は1,100万ドル、主要投資家はGranite Asiam、East Venturesなど。特にEast Venturesは2021年からMcEasyを支援していて、今回のラウンドで出資額を2倍にしたという。
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